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Doki Doki⛔️one way love〜一方通行の恋

第10章 10



「もうっ、言って良い冗談と悪い冗談があるんだからっ」

係長は冗談で済むけどこっちは違うんだからねっ
きっとなんとも思ってないから平気なんだろうな

「ああ、嫌だ、嫌だ、モテる男って…」

すらすらとああいうことが言えちゃうんだからっ
マトモに受けてたらこっちの身が持たないわ

洗い物をシンクに下げてテーブルを綺麗に片付けた後、カップを洗いながらブツブツと文句を垂れる雛

「なんだー、なんか言ったか?」

「い、いえっ、別に何もっ」

急に声を掛けられて飛び上がる雛
洗い物の水音で気付かなかったが驚いて顔を上げると目と鼻の先に駿の顔がある

濡れた髪が顔に掛かり、バスタオルを腰に巻いただけの姿でカウンターに肘を着く仕草がなんともセクシーだ

「あっ、私もシャワーっと」

慌ててその場を離れる雛

ああ、びっくりした
ヤバイヤバイ、心臓バクバク、顔赤いかもっ


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