*freedom book*
第40章 ○○とABCの短編物語~9/28編~
「あぁ~…今日は天国だ~」
ぽわわーんと、ソファーにダラーンとしているのは、○○。
よく、「名前、短いね」って言われるんだけどね。
まぁ、とくに、なんも気にしてないんだけど、
あ~ 今日は幸せすぎてやばいの。
しかも、夏休みの頃のプレッシャーありの天国、じゃなくて、
なんの問題もない、天国!
ここで、邪魔が入らなければ、もっと良いんだけどね・・・
C「なにニヤニヤしてんの?気持ち悪いんだけど」
出た!!毒舌悪魔!!
コイツはレディーになんてことを言うの?
前までは、あまりしゃべらない人だなぁ。ただ言葉にトゲがあるって感じってまでしか思ってなかったけど、
最近になっては、口を開けば、毒舌だらけ。
ほら、今だって、
キモチワルイ だよ!?
確かに、私は、ブスだけどさ、もうちょっと発言を考えなさいよ!
って感じだよ。
あーあ、コイツ、絶対損してるわー
ま、Cなんて無視無視っ
私は、一回、Cをキッと睨み付け、
違う場所に寝転がって、ごろーんとした。
B「C~ 今、アイツに話しかけない方がいいぜー?いやらいこと考えたいって!お得意の妄想? ぶははっ」爆笑
あ?
誰がいやらしいこと考えてるって?
あと、私の得意は、妄想じゃないし!!
コイツら口を開けば、余計なことを。
マジ、KYじゃん!
コノヤロウ
ーバンッ
B「いってぇ!!!」
A「ま、○○様…!!「人の邪魔するな~!!ドイツもコイツも!このKーY!けーわい!もー、いい!部屋行ってくる」
A「ちょ、ちょっとその前に、○○様!浮かれすぎモード注意ですよー」
だから、それ言うなー!
ーバタン
まったく、もう!!ホント、ドイツもコイツもー。
私はそのままベッドにダイブした。
クッションにギューッと抱きついた。
あぁ~ 神様、
あんな奴らがいなければ、もっと天国ですよね。
もう、滅多に味わえないこの天国を邪魔はされたくない。
もう、ちょう、幸せっ
はやく、夜になんないかな~
私は、ニヤニヤしそうな顔を抑え、静かに眠りについた。