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これ
あなたにあげる

寂しさをかき集めて作ったの

色を塗っても
言葉を当てても
形を削っても
希薄で歪なものしかできなかった

価値はあなたが決めて
私じゃわからないから

寂しさをかき集めて作ったの
きっとそこには私がいる

初めて誰かに
見せることができた

木洩れ日が
揺れる春

君を好きだと
ようやく気付いた