貴方が好きなんです!
第13章 離別…――
---------------------------
~涼介side~
俺はメールを送った。
-----------
宛先:萌笑夏
今から話があるんだけど…
いいか?
----------
俺は基本,メールは苦手。
だから絵文字はあんまり使わない。
だから,こうやって送った。
萌「涼介君ー?話ってなにー?」
俺「あぁ…ごめん……俺ら別れないか?」
ごめん…末葭と約束したんだ。
これで萌笑夏が守れるのなら…
萌「…え?もう一回言って?」
俺「だから 俺ら別れないか?俺好きな奴出来たんだ」
萌「え?涼介君?嘘だよね!?ねぇ!!!!」
俺「嘘じゃないけど?萌笑夏はすぐわかる奴だったよな?じゃあこう言えば分かる?俺 お前の事好きじゃないんだけど…」
萌笑夏は叫んだ。
言い方は酷い言い方だって分かってる。
でも,こうでもしないときっと俺から離れない。
萌「………分かったよ…あたしの事好きじゃないんだよね…いいよ…別れよ?」
嘘に決まってるだろ…
まだ好きだよ…って言えるわけない…
俺「あぁ…じゃあな…」
これで 俺たちは別れた。
---------------------------