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｢パチンッ!!｣

あたしはなぜか,涼介君をひっぱたいてしまっていた｡

涼「な,何すんだよ!!いてーじゃねぇか」

私「それはどっちの台詞?萌笑夏ちゃんは?萌笑夏ちゃんの気持ちが分かるの?」

涼「萌笑夏…?」

私「別れたからって,それだけで守れるの?今は萌笑夏ちゃんを守る人がいないじゃない!!!」

涼「安藤…」

私「萌笑夏ちゃん 可哀想だよ…涼介君の事,小さい頃から好きだったんだよ?その気持ちが分かるの?わからないから そんなこと言ってるんでしょ?」


萌笑夏ちゃんが可哀想だよ…
もっと萌笑夏ちゃんの気持ち 分かってあげてよ…

どんな気持ちでいたのか…


涼「ごめん…でも そうでもしないと,また萌笑夏が……」

私「だから?涼介君 あんた馬鹿?」


ホント馬鹿ね…

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