
短編集
第2章 光樹×亜紀
僕には好きな人が
います。
でもそれは『男』。
そしてしゃべった事も
ありません。
でも今日僕は
告白しようと思います。
「あの、光樹先輩。」
「ん、なに?」
「ぼ、僕先輩のことが…好きなんです。」
「俺の事が?」
「…はい。」
「名前は?」
「桜坂亜紀です。」
「へぇ…、女みたいな名前。」
「よく言われます!!」
「そうなんだ!!まぁ、亜紀よろしく!」
「えっ、いいんですか!?」
「うん!!」
やったぁ。
これで大好きな、大好きな…
光樹先輩と……。…!?
――――チュッ。
キスされて自分の顔が
真っ赤になるのがわかった。
キ、キスされました!!
「ははっ、顔真っ赤。」
「…///」
