Beautiful Love
第7章 二人の新居
「おい、お前遅い。」
「ふぇ~ん、だってさ・・・。」
「だってさ・・・じゃねぇ。もう17時30分だぞ。腹減った。」
嘘っ!もうそんな時間?っていうか、
「先にご飯食べればいいじゃん!」
「え、お前作ってくんねぇの?」
は・・・はいぃ~?!
「いや、だって普通彼女が作ってくれるんじゃないの?」
「だから彼女じゃないでしょ!?」
「え、ちげぇの?」
「ち・・・ちがくないけど・・・。」
「はい、じゃあ決まり。3日分の材料が冷蔵庫に支給されてるらしいぞ。」
「マジで!?」
実はこの黒木夏美、料理得意なんですっ!!・・・って言ってもホント一般家庭の普通の料理。一個心配なのは・・・
「安っぽいとか言わない?」
こんな金持ちの高橋には味が合わないという問題。
「ん、言わない。」
「じゃあ・・・作る。」
45分後、出来上がったのは、
・鮭のムニエル
・コンソメスープ
・白身魚の炊き込みご飯
・サラダ
・ミニハンバーグ
なんか洋食なのか和食なのか分かんなくなっちゃったけど気にしない!
なのにっ!!盛り付けたのに!!上手く出来たのに!!あの野郎2階に行ったまま戻ってこない!!
キィーーーーーーーーッッッ!!!!
なんか嫌じゃんね、あいつを呼びに行くの。
なんか・・・ねぇ?
・・・ってことで、先食べちゃお。
「いっただっきまーす♪」