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襲われちゃう女の子

第5章 敏感な体で




駿介さんは私の体を抱き上げると外に出て柔らかいタオルで体を包んでくれる。そしてそのまま脱衣所も出て私をベッドの上に寝かせた。


「暑いだろうけど風邪引いちゃ駄目だから暖房入れとくね」


そんな気遣いさえキュンときて目がハートマークな状態で彼を見つめていると目が合った彼が「ん?」と首を傾げる。


「何か欲しそうな目、してるね」

「駿介さんが欲しい」

「さっきしたばっかりなのに?」

「もっと、もっと駿介さんとえっちしたいです」


それで私を駿介さんでいっぱいにして。
すると彼は笑って「ちょっと待ってて」とベッドから離れると私の視界から消えてしまう。しばらくして戻ってきた彼は再び私の上に跨る。


「奈々ちゃん、もっと気持ちよくなりたい?」

「なり、たい……」

「本当可愛い」


そう言って彼は私にキスを落とすと深く奥へと私のことを求めた。口内を貪られ、トロトロになってしまうそのキスに夢中になって口付けていると彼が私の腕を頭の上に束ねるように揃えた。
そして次の瞬間、ガチャリと金属音が耳に届く。冷たい何かが手首に触れて、私は「え?」と冷静になる。


「なに、これ……」


手が上手く動かせない。


「ごめん、ちょっと縛らせてもらっちゃった」


申し訳なさそうに呟く駿介さん。
私の両手首に付けられたのは手錠だった。



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