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ひかり「お願いします…」

寛一「…」


少し照れながら
着ていたロングワンピース
そのファスナーに手をかけたひかり

だけど寛一は…


寛一「やめなさい」

ひかり「どうしてですか！？私には魅力
がないからですか？他のモデルや女優と
違って」

寛一「そうじゃない」

ひかり「だったらどうして」

寛一「今の君にはまだ恥じらいが残って
る、ヌードになる恥じらいが」

ひかり「…だって」

寛一「見ず知らずの男、初対面の男の前
でヌードになるのは恥ずかしい、それは
当たり前だ、だけど…」

ひかり「？」

寛一「私が書きたいのは恥じらう君じゃ
ない、私の前で堂々と自慢のヌードを見
せる君だ」

ひかり「…でも」

寛一「いいもの見せてあげる」

ひかり「…」