テキストサイズ

ペットではなく家族です。

第8章 アポロの決断



明「色々あって疲れたでしょう、今日は
もう休みなさい」

香織「…すいません…助かります」

明「…」


二階の部屋に戻り
今日はもう休む事にした香織
そこには心配そうに自分の帰りを待つ
アポロが…


アポロ「…」

香織「はぁっ…疲れた…」

アポロ「ママ…」

香織「アポロごめん…ママちょっと疲れ
てるから…」

アポロ「うんっ…」

香織「お腹空いたら明さんに何か作って
もらって…」

アポロ「明…ママ、あの人…」

香織「おやすみ…」

アポロ「…」


気を失うように
ベッドで意識を手放した香織
心配そうに香織の側により頬を寄せたア
ポロ

だけど…


アポロ「…!!」

香織「…」

アポロ「ママッ…」

香織「…」


香織の微妙な変化に気づいたアポロ
眠る香織にアポロは…


アポロ「…ママは…ママはもう…寂しく
ないんだね…」

香織「…ん…っ…」

アポロ「僕は…もう…」

香織「…んっ…孝太郎…もっ、と…」

アポロ「…いらないんだね」

香織「…」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ