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ペットではなく家族です。

第13章 亀吉の迷い



女子「返してよ!!」

愛莉「…」


何を言われても
愛莉は返事をしなかった
別れるとは言えないし諦めてと言う事も
出来ない

平行線で終わらない
話し合いは長引くと思われたが…


女子「隼人と」

隼人「付き合ってねぇよ」

愛莉「!!」

女子「隼人、本当に?本当に…」

隼人「…」

愛莉「宇佐見君…」

隼人「俺が付き合ってるのはこいつ」

徹「相原徹です」

女子「嘘、でしょう…だって…」

隼人「本当」

女子「え、そんな…」

愛莉「…」


颯爽と現れた隼人
女子から愛莉を守るように立ち
側にいた徹を抱き寄せ堂々と交際宣言を
してみせた

だけどやっぱり男同士
気にはしないが周りの目は心配で…


隼人「男同士とか色々思うかもしれない
けど、でも」

女子「お、男同士…」

隼人「男同士だけど俺達は本気で」

女子「BL!!」

隼人「は」

女子「みっ、みんなに知らせなきゃ!!
知らせなきゃぁあ!!」

隼人「何だあれ…あとBLって」

徹「さぁ…知らない」

愛莉「…」


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