ペットではなく家族です。
第19章 朱美の結末
朱美「…んんっ」
目を覚ますと
新之助のは姿は見当たらず
帰った形跡もなく朝を迎えてしまったよ
うだ
新之助は大人だし
朝帰りしようが朱美には関係ない
関係ないが…
朱美「…学校…行かなきゃ…」
気にはなった
朱美「あれっ、そういえばクロ様がいな
い、どこ行ったんだろう」
クロ様がいない
いつもほとんど一緒だったが
どこかに出かけているのか姿が見当たら
なかった
朱美「…」
合鍵で鍵を閉め
学校へ向かった朱美
そんな朱美を離れた場所から見つめる人
影が…
男性か女性かはわからなかったが
視線の矛先は朱美だった
何者なのか…
朱美「…!!」
新之助「あ、おはよう」
朱美「おはようございます…」
新之助「…」
学校に到着すると
校内には既に新之助の姿があった
聞きたい事は色々あったが生徒もいる為
その場では何も聞かず
冷静を装った