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ペットではなく家族です。

第5章 アポロの場合



ボーイ「ユリさん、5番テーブルご指名
です」

ユリ「わかりました」

男性客「もう行っちゃうの?」

ユリ「ごめんなさい、私はずっといたい
けど行かないと店長に怒られちゃうから
でもすぐ戻りますから」

男性客「絶対だよ」

ユリ「はいっ」

ボーイ「香織さん、お願いします」

香織「香織です、失礼します」


No.1のユリが席を離れ
戻るまで香織が代わりに接客する事に

だけどお客さんはユリに会いに
ユリと話したくて
店を訪れる

だからほとんどのお客さんは…


香織「お名前、お聞きしてもよろしいで
すか?」

男性客「えっ?あぁ、うんっ…」

香織「えっと…あの」

男性客「…」

香織「…」


名前を聞いたが教えてくれる事はなく
特に会話などする事なく
お客さんは…


男性客「会計して」

香織「えっ」

男性客「会計、早くして」

香織「…はいっ、お願いします…」

ボーイ「お呼びですか」

香織「お客様お帰りです、お会計お願い
します」

ボーイ「かしこまりました」

香織「…」


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