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香織「かわいい子だね」

孝太郎「俺の子、愛、お姉さんに挨拶し
て」

愛「橋本愛です」

香織「佐藤香織です、はじめまして」

孝太郎「婿養子で半ば政略結婚みたいに
結婚したけどこの子は俺の宝物」

香織「…幸せそうだね」

孝太郎「幸せだよ」

香織「…」


愛を抱き上げ
幸せそうに微笑む孝太郎

その姿は自分の知ってる孝太郎ではなく
娘を抱きしめ幸せそうに微笑む
お父さんの姿だった


香織「私、そろそろ行くね」

孝太郎「香織」

香織「！！」

孝太郎「余計なお世話かもしれないけど
赤沼さんとは必要以上に親しくなるなよ
あの人は香織が思ってるほど」

香織「わかってる」

孝太郎「…」

香織「こう見えて私、人を見る目はある
から」

孝太郎「…ならいいけど」

香織「うんっ、じゃあ私行くね」

孝太郎「…」