テキストサイズ

大野さんのバカ

第4章 4

Satoshi side

昨日はみんな普通に接してくれていて
俺もそれに甘えていた

だから本当のところ
メンバーが今回のことどう思ってるのか
わからないけど

あの日事務所で
まだ何もわかってないままの謝罪しかしていない

だから会見の前に
しっかり話したかった

ドアチャイムを鳴らせば

潤「……はい」

朝だからか気だるそうな松潤が出てきた

智「…おはよう」

潤「…はよーございます
リーダー…とニノ?どうした?」

智「朝早くごめんね
話がしたいんだ…けど
簡単に準備したらニノの部屋,来てもらえる?」

本当は俺の部屋にしようと思ったけど

シーツやら何やらぐちゃぐちゃで

だから昨晩使うことのなかった
ニノの部屋を借りることにした

潤「ニノの部屋,ね
りょーかいっす」

それだけ言って
じゃ後で,とパタンとドアは閉じられた

同じことを伝えに翔くんと相葉ちゃんにも
伝えに行ったけど

翔くんは部屋にいないみたいで
仕方なく携帯にメッセージを送った

すぐに返事は返ってきて

みんなが普通に
わかったよ,了解,と返してくれる

でもこんなやり取り表面上でもできるモノで

今から全部を話したら
みんなはどう思うんだろう

考え始めると不安で仕方ない

小さく震える手をぎゅっと和也が握ってくれて

和也の部屋に2人で入った

ストーリーメニュー

TOPTOPへ