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七瀬からの補足

第14章 "13章 虹の祝福と宴

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『十五年の年月は 人の営みでは童より人になる』とは、七瀬の考えです。

なぜ、15年かと言うと、3+5+7で15だからです。
大人になるためのお祝い事の節目年を足すとこの超お祝い年になる。


「七つまでは神のうち」という言葉を知っていますか?

昔の幼児死亡率が高かったことから「七つ前は神のうち」といって
七歳までは、まだこの世に命が定着していない状態にあると考え、

七歳まで成長を確認出来るまで、神さまの心の内(うち)にある。

という考え方です。

生まれた時点で1歳と数え、
それから正月を迎えるごとに1つずつ加えてゆく年齢の数え方ですから、
数えの7歳は満年齢の5歳ないし6歳ということになります。


1歳 神様から預かった魂を母体から仮の器に乗って今世に生まれた新しい命

2歳 満で言う1歳は高熱を発してひきつけを起こし、意識を失うこともしばしばありますし、昔は医療も進んでいないので、そのまま死亡していしまう事が多かったのでしょう

3歳「魔の二歳児」を乗り越えた命は、仮の器から人の器へ進むことができる。
  「髪置」として器に初めて髪を伸ばし、髪型を整える儀式ですを行います。
   女児は初めて紅をさし、着物の付け紐をとり「魂が飛び出さないように」と、付け帯をした。

5歳 男児「袴着」初めて袴をはき、幼児から子供へ成長を祝う物です

7歳 女児「帯解」それまでの付け帯を解き、大人の帯びに替える儀式です。
   この日小袖を着て、幅の広い帯を締め「魂をしっかり内にとどめるように」との願いを込めたものです。


3・5・7歳という年令の節目に厄を払い、健康と成長、幸福を願う親の気持ちは今も変わりありません。

8~16歳 女子では、この頃着裳(ちゃくも)します
12~15歳 男子では、この頃元服(げんぷく)します




これを踏まえて、芸能界の生き方?

1年 デビュー

3年 生き残る

5年 人の中に出向く

8年 迷う

9年 決断の時

10年 祝う

15年 人として立つ

16年 道を作る

20年 祝う

24年 分かれ道

25年 未来…?

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