制服の魔法
第14章 同じ仲間との生活
キーンコーンカーンコーン♪
「あっ!鐘なった。」
水森くんは手をとり、外の裏庭まで走った
『ハァ…どうして走るんですか?』
「え?だって、あそこにいても、皆に相手にされなくて、こっちが凹むじゃん?」
確かにそうだ。
大袈裟に言うと、まるで私達は生きてるのか?と思うから
『でも、やっぱ寒いね…』
「あっ…ごめん。」
多分8度くらい
まだいい方かな…
「じゃあさ、俺の部屋いこうよ!」
『部屋?』
「うん!俺の部屋、一人だし、大丈夫だよ」
そうだよね。
干されてたって、部屋が取られるわけじゃないし…
『わかった。寒いし、お邪魔します』
水森くんの部屋に行くことにした