制服の魔法
第17章 mission1
−−−ボフッ
私は特別科のベッドに飛び込んだ
『はぁー。ホントに出来るのかな…。でもこれであの嫌な思いをしなくて済むんだよね…』
いじめよりも苦しい“いない存在”はやっぱりやだもんね
『明日だー!…でも水森くんは何で私なんか助けようと…』
「ジタバタうるせぇんだよ。」
『…えっ!?蓮くん学校は?』
「お前こそ。元気なくせに何でやすんでんだ?」
『あれ、言ってなかった?…でも大丈夫だよ』
まただ。また人を頼れなかった。
水森くんも、港くんも頼れって言ってたのに
どうして変われないの…
ホントにこのままじゃ雪のままだよ
「あっそ。…それより久しぶりにキスさせろ」
『えっ、やだ。』
「あぁ?」
布団を全身被って、キスされないように守った