制服の魔法
第19章 また独り
「入んぞ…」
久しぶりにみた蓮くん
眠そうだ…
『なに…?』
「いや、喋り声が聴こえたからさ」
私が叫んじゃったからだ…
水森くんはくずくまって、隠れている
『ごめん…独り言』
「うるせぇから、やめろよ…」
『ごめん』
「てか布団の中、なにはいってんの?」
−−−ギクッ
水森くんが余計に片足を抱き締める
なんか、気持ちいいトコに当たってる…
わざとじゃ絶対無いけど…
『ふぅん…』
ヤバッ!変な声、出ちゃった
「大丈夫かキス魔?」
『う…ん……っ!』
「あっそ。」
こういう時、反応よさ過ぎると、嫌
蓮くんは部屋から出ていった
『ふぅー。危なかった…』