制服の魔法
第21章 助けるよ
授業も皆終わり、部屋に戻った。
今は夕方。時間が無さすぎる
今日、絶対に説得しなくちゃ!
蓮くん…
−−−−コンコン
『蓮くん?』
先に帰っていた。
「あ?なんだよ」
部屋に入ると、
思いっきり睨み付けられる。きっと、今は虫の居所がわるいんだ…
『そのー』
“輝”って名前を出すだけで殺されそう。
「急げ。」
『た、助けてください!』
唐突過ぎるよね。
「意味は?」
『輝くんが今日退学になっちゃうの!私を庇ってくれて。…蓮くんと輝くんの事はきいたから…』
「聞いたなら解るだろ。俺は断る。輝が退学しようが関係ない」
『お願い、蓮くんしか居ないの!理事長を説得出来るのは。だから…っ』