制服の魔法
第48章 独り占め
『昨日はよくねたー』
日は登り、10時くらい
朝ごはんは済ませて、部屋に集まりトランプ中
「暇だな〜。なんか他にしない…?」
『何があるかな…』
沈黙が何分か続いた
「そうだ!かくれんぼしない?広くて楽しいだろ!」
輝くんがそう言った
「鬼は……?」
「蓮が鬼な!夏目いくぞっ」
輝くんに手を引かれて広い廊下を走る
遠くから、30、29…と蓮くんの声が聞こえる
「夏目、こん中入れ」
大きくて外が見えるクローゼット
中には物が詰まっていて、一人でも狭い
『えっ!?輝くんも?』
狭い隙間に二人入る
「………だめ?」