甘く、苦く
第73章 磁石 【move on now】session 5
櫻井side
仕事疲れたなーなんて思っても、
二宮が作ってくれた弁当食ったら
やる気出てくるし。
詰めてくれるのは
俺の好きなものばっかだし。
「先輩、自分で作ってるんですか?」
なんて、いつも女の後輩から言われる。
「いや…違うよ。」
「じゃあ、彼女さんとかですか?」
コイツ俺のこと狙ってんのかなーなんて。
「…や、違うかな。
…彼女っつーより、嫁?」
「そうなんですか。素敵ですね〜
ていうか先輩、モテるんですね笑」
「失礼だなぁ笑
俺だってモテんだよ。」
そのうち、
同僚のヤツらが集まってきて。
その娘は友達の方へと行った。
「しょーやんいいねぇ。
お嫁さんいるんだってぇ?」
「そのしょーやんって呼び方、
いい加減やめてくれ。」
「えー、いーじゃーん。
しょーやんってなんかよくねぇ?」
「よくねーっつーの。」
唇を尖らせ、
愛しい人の弁当を平らげた。
…ほら、
こんなにも俺は幸せになれるんだ。
お前がいなきゃ、
やっぱだめなんだよ。
仕事疲れたなーなんて思っても、
二宮が作ってくれた弁当食ったら
やる気出てくるし。
詰めてくれるのは
俺の好きなものばっかだし。
「先輩、自分で作ってるんですか?」
なんて、いつも女の後輩から言われる。
「いや…違うよ。」
「じゃあ、彼女さんとかですか?」
コイツ俺のこと狙ってんのかなーなんて。
「…や、違うかな。
…彼女っつーより、嫁?」
「そうなんですか。素敵ですね〜
ていうか先輩、モテるんですね笑」
「失礼だなぁ笑
俺だってモテんだよ。」
そのうち、
同僚のヤツらが集まってきて。
その娘は友達の方へと行った。
「しょーやんいいねぇ。
お嫁さんいるんだってぇ?」
「そのしょーやんって呼び方、
いい加減やめてくれ。」
「えー、いーじゃーん。
しょーやんってなんかよくねぇ?」
「よくねーっつーの。」
唇を尖らせ、
愛しい人の弁当を平らげた。
…ほら、
こんなにも俺は幸せになれるんだ。
お前がいなきゃ、
やっぱだめなんだよ。