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甘く、苦く

第32章 モデルズ【嫉妬】

松本side



ん…



なんか、いい良い匂いがする…


重たい体を起こして、
リビングに行ったら
エプロンをした雅紀がいた。


「あ、潤起きたんだ。
お味噌汁作ったよ♪」



…嘘だろ…


昨日、あんなことしたのに
朝ご飯作ってくれたの?



「ありがと…って、これ、
あ◯げじゃん。」
「へ?インスタントじゃだめ?」
「だめじゃないよ。
雅紀が作ったんだろ?」
「うんっ」



…あぁ、もう。


朝からその笑顔、ずるい。


俺は雅紀しか見えない。






ー終わりー

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