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相葉side


「雅紀、さっきのえろー「もうやめて！言わないでぇぇぇ！」



さっきの行為から何分かたった頃、
翔ちゃんがさっきの俺の行動を
何回も言う。


……なんであんなに変なこと…


「いや、だからえろー「やめてってばぁぁぁ！」


翔ちゃんは反応する俺を楽しむかのように
おちょくってくる。


俺は翔ちゃんから逃げるように
リビングに出る。


そしたら、翔ちゃんがやり途中の
パズルにつまづいてこけてしまった。


「あいてて…「うわぁぁぁぁぁ！！」


パズルを見たら、あと何ピースかで
出来たパズルがぐっちゃになってた。


…やっちゃったな…



「……雅紀、ピースってさ、
人の形に似てるね。」

「へ…？」


怒られると思ったら
意外と落ち着いてる翔ちゃん。



「あーもう、仕方ないよ。
どーせ300ピースだからすぐできるよ。
形覚えてるし。ほら、ピース拾って？」

「え、あぁうん。」


翔ちゃんがピースを集めていく。

……怒らないんだ。

やっぱ、優しいな……



「俺たちもさ、こんな風に
カケラを集めていきたいよね。」

「…うん……」

「こんな風にお互いの欠点を補えたらいいね。
パズルみたいに。」

「うん……」



パズルみたいに、お互いの欠点を
補おうね、翔ちゃん。






ー終わりー