甘く、苦く
第43章 翔智和雅×潤 【みんなのもの】
おかしい。
体が熱くて仕方がない。
「っん…」
ニノの手が当たるだけで
反応してしまう。
おかしいよ。絶対。
こんなこと有り得ない。
「ひやっ…」
「潤くん、かわい…」
相葉くん手のとリーダーの口に
翻弄されている俺。
翔くんとニノは
なんか楽しそうに
向こうで話している。
「やっ、やぁだ…っ」
恥ずかしくて顔を隠したら
リーダーが優しく手を退けてキスをした。
優しくて甘いキスだった。
ぼーっとしちゃって、
なんも考えられない。
「潤くん、これなーんだ?」
「ぅあっ…ぁ」
ニノが俺の胸の突起に押し当てたのは
ピンク色の小さなローター。
細かい振動が
甘い快感に変わっていく。
ニノがぐっとローターを
押し当てたら俺の体が跳ねた。
…それと同時に、二回目の
欲を吐き出した。
「も、ゃっ…いやっ」
「ふふ、潤かわいいよ」
翔くんに唇を奪われて
なんにも言えない状態。
…苦しいし、気持ちいし…
何とも言えない快感が
ざわざわとよじ登ってくるようだった。
「んぁあっ…だめ、いやぁっ…」
「ふふ、潤くん乱れてるねぇ」
ニノが俺の顔を覗き込んで
嬉しそうに微笑む。
…こんなのおかしいって。
俺の体、どうなっちゃってんの…?