テキストサイズ

これってSなんですか?

第7章  毛


「もう…アイったら本当にかわいいなぁ…」

また意地悪な顔で覗かれて
背筋をゾクッと快感が走る

「ショウ君…溺れちゃうょぉ…」

怖くて首に抱きつくと

「アイ…

僕も溺れたいな」

ってすかさず私の中にショウ君のが入ってくる

お湯の中でまさかそんな!?

思いもよらないことに私はついていけない

サバッと私ごと立ち上がると
壁に私を押してくるっと横向きにさせると角に右肩を入れた状態で左足だけ上げる格好になる
また変なポーズにっ

「アイは横も好きだよね?」

ってそんなこと知らんがなっ!?
焦ってるとまたいつもと違う壁を擦る

「あぁぁ」

気持ちよすぎる
怖い

「気持ちいい?」

ショウ君は幸せそうな顔だ

「怖いょぉ…」

私は正直に感想を言う

「怖い?」

また質問するし

「どこまで上がるかわかんないから…
怖いのぉ…」

私はまた涙が出る
涙腺が壊れたのかも

「大気圏突入しちゃえ」

ショウ君は


本当にお気楽だなぁ

私はそんなショウ君に翻弄されまくってる

めっちゃ明るいお風呂で
声も響きまくってる
変な格好で毛も剃られちゃって丸見えで…

でもそんなこと忘れてまた流されてる

水蒸気になって消えてなくなったりするんじゃないか
そんなこと思ったところで意識が途切れた

ストーリーメニュー

TOPTOPへ