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タヌキのポエム

第26章 悪友白書

オレとヤツは子供の頃からの悪友。

子供の頃はふたりでスカートめくりをしてふたりで怒られた。

道で拾ったエロ本もヤツと一緒に見た。

林間学校や修学旅行ではヤツと一緒に女風呂を覗いて、バレて長い間正座させられたな。

オナニーもヤツと一緒に覚えた。
一緒にエロ本を見ていると、なんだかおちんちんが大変なことになって本能的に触るとどぴゅっと出た。

クラスで一番の可愛いコの縦笛を舐めようと教室に忍び込んだらヤツと鉢合わせしたこともあった。

だけど、オレの初恋はヤツの姉さん。
ヤツの姉さんが結婚した時は一晩中泣きながらオナニーをしたものだ。

ヤツとは同じ会社に入り、よく一緒に酒を飲んだ。
ツマミは女のことばかりだった。

会社は椅子取りゲーム。
どうしても地位に差が出る。追い越したと思ったら追いつかれ、追い越され、また追いついて、追い越して、そんな繰り返しの中でだんだんヤツとつるむことはなくなった。

そして、ふたりとも同レベルの管理職で椅子を並べている。

そんな今、オレはヤツに頭が上がらなくなった。
歳の離れた女のコと恋愛関係になり、結婚を決めたのだが、なんとヤツはカノジョの父親だった。

当然ヤツは結婚に反対。
もう既に婚前だけど何回もエッチをしたなんてバレたら殺されるだろうな・・

ガキの頃から家族みたいに生きてきたんだから、いいじゃん、家族になろうよ。

一緒にいっぱい悪さをしたよね。
あんまり反対すると悪事をカノジョにバラしちゃうぞ。パパサイテーなんて言われたくないだろ。

あっ、一緒に悪さしたんだっけ。
このカードを使ったらオレの悪事もカノジョに暴露されちゃうよな・・

ヤツは親友でありライバルである最高の悪友。
ヤツとのドラマはクライマックスへ向けてドタバタと続いていく


~お義父さんと呼ばせてに捧げるポエム~

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