テキストサイズ

タヌキのポエム

第8章 驚愕の数字

400回ぐらい。ボクの年間射精数。
オナニーだったり、セックスだったり。

基本、一日一回がせいぜいだけど、いい女だったりすると二回できることも。三回は無理。

年間1000回以上の絶倫くんがちょっと羨ましい。

一回の射精量は2㍉㍑から5㍉㍑。
一日に製造される精子の量は1㍉㍑から2㍉㍑だから、射精量が多いと中身のない薄い精液になる。

つまりいっぱい出せば中身がほとんどないから妊娠の危険性がほとんどないワケだ。

毎日大量に出すアダルトビデオ男優は薄いのだろう。だから中出しビデオとかでも女優さんが妊娠しないのか。

なんだか空しい。
ボクが一日一回しかイケないのは、中身のない精液を出すのを体が拒んでいるから。
子供作りたくてたまらない。

精子の数は1㍉㍑に6000万体~1億万体。
つまり一回の射精で1億2000万体から5億万体の精子が放出される。

精子は1㍉の20分の1ぐらいの大きさの、地球上で一番小さなおたまじゃくし。

天文学的な個数の精子を中出ししても、ほとんど死に絶えて、卵子と結ばれて赤ちゃんになれるのはたった一体。稀に二体とかの場合もあるけど。

驚愕、天文学的な競争だよね。

毎日、そんなにたくさんの精子を殺さなければ生きていけないのが人の業。

その罪を数えて、死んでいった精子たちに対する感謝の気持ちを忘れずに生きていこう。

自分はダメだとか必要ないとか悲観的になってる人たち・・・

生まれてここにいるだけでも、天文学的な熾烈で過酷な競争を勝ち抜いてこけにいるんだよ。

死んでいった数多くの仲間たちに感謝して、その命に恥じないように生きていこうよ。

地球には多くの人がいる。
天文学的な奇跡の上にこの星は成り立っているんだ。

たとえ敵やイヤな人ばかりでも、運命の人や仲間にはきっとめぐり合えるよ。

生命が誕生する奇跡に比べれば、簡単に起こせそうな奇跡に思えないかな

ストーリーメニュー

TOPTOPへ