妄想爆発(アカン)
第6章 ハロウィンの過ごし方③
車 side
--光一 宅
剛と休日があって久しぶりの二人だけのゆっくりな時間を過ごしている
俺はF1情報が見終わり、パソコンの画面から目を外し剛が居るキッチンに目を向けた
光「なぁ つよ〜」
剛「ん〜?なぁに」
光「さっきから何作ってんの?」
剛「お菓子」
光「なんで今お菓子や」
剛「ん〜ハロウィンやし せっかくやからハロウィンにあったお菓子作ろぉかな思ってん」
光「俺の家で作る必要ないやん…」
剛「君が誘ったくせして僕のこと構わずパソコンに釘付けやったから暇やってんもぉん…」
剛は三角の口を尖らせ拗ねながら言った
光「そ、れは……すまんかった」
光一は剛の言葉に素直に謝りキッチンに近寄った
剛「機嫌とりに来ても相手せぇーへんで」
ピタッ とお菓子を作る手をとめ光一の目を見て言うとまたお菓子作りに戻った
光「ぅ…」
しょぼん…とした光一はソファーに戻り落ち込み始めた
俺が悪いから何も言い返せへん…
剛「…ふふっ」