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いらっしゃいませ

第9章 言葉より大切なもの

もう一つ 私が ここに通う理由

4匹の かわいい 猫ちゃん。

銀黒の子 白い子 くりーむな子 茶色い子 黒い子 …

「あれ? マスター 黒猫ちゃん ふえた?」

豆の匂いを嗅いでたマスターが顔をあげる。

にこっと笑って 猫たちの方を見た。

私もそちらを見る。

呼べば 彼らは 来てくれる けど

私は 少し 離れた この場所から 彼らを見てるのが 楽しい。

何が楽しいって すっごく仲がいいんだ 彼ら。

みんなで まとまって お団子状態になって寝てたり。

いちゃいちゃとくっいたり すり寄ったり

と 思ったら 蹴られたり 踏まれたり

チューしたり されたり

……

「マスター この子たちって 男の子 だよね? みんな」

「そう。みんな男の子。やんちゃばかりするけど、みんな かわいい子達ですよ」

マスターの愛情たっぷりの笑顔を見ながら

彼らの いちゃいちゃぶりを堪能する。

幸せのひと時。


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