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いらっしゃいませ

第11章 散歩




成長しても 好奇心は まだまだ あふれるほど




じゅんの方を見る。


お客さんの読んでる本の上に 優雅に 寝そべる じゅん
上目使いで しっぱを ぱたぱた。

困り顔のお客さんを 助けるべく まさきが立ち上がろうとしてる
それよりも先に おれが 歩きだす。



「…じゅん、 何してんの。お客さんの邪魔、しないの」
おいで、と体を擦り寄せて 誘動するように 先を歩く。



振り向くと お客さんが 少し 残念そうな顔をしてるのが 見えた。


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