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いらっしゃいませ

第12章 カーニバルナイトだぁ‼️

あわてて周りを見ると それぞれ 話してたり じゃれてたり してる。

皆がヒトの姿になってるのに お父さんは いたって 普通。

小首を傾げて

「びっくりしないの? お父さん」

言葉伝わんないけど 聞いてみた。

「驚かないよ。今は、ね」

ふーん ってか 言葉通じてる⁉︎




「智くん、潤くんも連れて行くんだね?」

パニック中のおれに 優しい微笑みを向けながら さとしに問いかける。

「ええ。 大事な弟だから。ね?」

「うん。なんかねぇ やっと そろったー!って感じなんだよ!父さん」

ねぇ⁉︎ って隣のヒトに同意を求めてるのは

「…まさき?」

ヒトになっても まさきはまさきだね。

懐っこい笑顔そのままだね。

って なんかこの状況を 受け入れ始めてる。おれ。





「潤くん、あなたも ヒトの姿。だからね?」

でっかい鏡を おれの前に ドン と置いて ニヤリと笑うヒト

にの だ。

ってか ええええぇぇーーーー!

がしっと その鏡を掴み その中に映る姿をガン見する。





100年分くらいの びっくり驚きアンビリーバボーを この一瞬で
体験したよ。




「その姿も かっこいいよ」


まだ鏡を覗き込んでるおれの背中を とん と叩いた。



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