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いらっしゃいませ

第16章 本気かな… 多分 きまぐれ。

にのちゃんが 猫に戻って
しょーちゃんのひざに乗って
にゃ〜ん て
頭をすりすりって

何⁉︎ なんなの⁉︎
喉ゴロゴロって なんなの⁉︎
おれがいるのに! なんでぇ‼︎

うわっ! しょーちゃん 抱きつかないで!
ぎゅってしないで!
そーしていいのは おれ!なの!
おれだけなの‼︎

「しょーちゃん!何してんの‼︎ にのが苦しいって言ってる‼︎
苦しいって‼︎」

ほっぺに当ててた両手を広げた。
にのの場所はここ!でしょ⁉︎

来てよっ!

目が合った彼は
ストンと しょーちゃんのひざから降りて おれを ちらっと見て歩きだす。
ゆっくりと
ソファに飛び乗り 見せつけるかのように 寝そべる。


おまえが 来い


そう言ってるかのように。

逆らえないよ…



きまぐれでもいい。
大好きな あなた
永遠をあなたとと誓った あの時から
おれは……








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