テキストサイズ

いらっしゃいませ

第18章 小春日和

「ねぇ にの」

「…はい?」

頭と頭をくっつけて

「いいよね…」

「…うん」

「なんかさ」

「「… しあわせ だよね…」」

片翼がここにある
にのが肩を支えてくれる
おれも にのの肩を支える

愛しい者たちがここに居る
あたたかく すべてを 包み込んでくれる

「さとし」

ぺろっと頬を舐められた

「さとし 泣かないで…」



泣いてたのか おれ



「にの おれ しあわせだぁ」

「うん おれも しあわせだ」


ふふふ

お互いを ぎゅっと 抱きしめる











ちらっと 3人を見ると 三人三様 複雑な顔をしてる




その愛とこの愛は
違うんだよ














ストーリーメニュー

TOPTOPへ