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いらっしゃいませ

第21章 暁月

月の無い夜だった。
だけど おれの瞳には ハッキリ視えた。

「翔! 木の下だ! 」
直ぐ反応する。

木の下の茂み中
うずくまる
ふたつの 影

強くなる匂い あまい 血の 匂い
と同時に ヒトの気配。 殺気。


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