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あなたの色に染められて

第8章 おしゃべりな彼


『わからないヤツには徹底的に教え込まなきゃな。』

『…え!キャッ!』

京介さんは私を軽々と抱き上げると寝室へと向かった。

ゆっくりと下ろされて私の髪を整えるように優しく撫でると冷たい唇がまた夢の世界へと誘う。

『…んんぅっ…』

舌がすぐに絡められ私の舌を捕まえようとするけど まだ息の整わない私は苦しくてその唇を外してしまう。

『ダメ。もっと頑張れ。』

でも 許してくれないんだ。

『…いい子だ。』

彼は私の体のラインを確かめるように指をツーっと這わせながら丁寧に愛してくれる。

その心地よさに身を委ねると

カチャカチャ。

彼はベルトを外しながらベッドサイドに手を伸ばし私を大切にしてくれてる証を自身に付けた。

『痛かったら言えよ。』

久しぶりに彼を迎え入れる瞬間に私の体は固まる。

『深呼吸して…』

『…ハンッ…』

膝裏に手を差し込みグイッと引き寄せナカにゆっくりと沈みこませると

『まだナカでイケたことないんだよな?』

ゆっくりと律動を始めると 私の体を確かめるように突いた。

『…ダメ…』

いつもより愛された体は自らの意思とは別に小刻みに震えだす。

『…璃子のナカ…スゲーな。』

何がスゴいのか私にはわからないけど京介さんの眉間にシワが寄ってる。

いつもと違うその表情を目にしたら こんなにも私を愛してくれてるんだと自然と彼の首に腕を回す唇をねだる私がいた。

重なる唇に酔いしれながらも体はさっきよりも震え始める。

『…京介さ…怖い…』

いつもと違う快感に心が不安になると

『ちゃんと連れてってやるから。』

彼は私の手を握り指先にキスを落とした。

『へばんなよ。』

律動を速めた彼についていくのがやっとの私

『…ハアンッ…』

いつもより苦しいのに気持ちいい不思議な感覚に

『…何か…ハァッ…変な感じです…』

私の心も解放されていく。

『もうすぐだ。』

彼がさらに奥のそこを攻め立てると痺れるような快感が襲ってくる。

たぶんもう 私の体は限界で初めての世界に旅立とうとしていた。

でも一人で旅立つのは怖いから

『…京介さ…キス…して…』

彼の冷たい唇をねだった。

彼は私の頭を抱えさらに追い詰めると

『付いてこいよ。』

『んんっ…イヤっ!』

二人で唇を合わせながら旅立った。

そこは幸せな場所だった

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