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虹色の精霊に導かれて…

第5章 ハワイの懐かしさに乗って

大野視点

 白いクルーザーの後部デッキに上っていると、
 翔くんが「あー!ここ覚えてる!」と声を上げた。


「うっそー」


S「何か、乗り移んなかったけ?」
 翔くんが不安そうに俺を見ている。


「うーー…」
 周りを見回している。


(だめだ…記憶にない…)


N「これ、誰の船?」
 船の部屋を覗くニノの声が聞こえる。


チーフ「この船は一般の人所有だそうだ」

S「船…このために借りたのかな?」

 チーフと翔くんが船を触りながら話している。



 その横をドンドンスタッフが二階のデッキに上がって行く。



A「リーダー!みんな!上に上がってきてよ!」

 相葉ちゃんが俺を呼ぶから、上のデッキに登る。


 すぐ後に翔くんが上がってきた。


 船の上から、海やマリーナを見る俺。


(ココから…見ても記憶にないな…)


カメラマン「どう?船は?何か記憶に残ってることないの?」
 カメラマンが話しかけてきた。

「船の記憶?…ふふ…こんなのに乗ったんだ…全然覚えてないけど…」


スタッフ「皆さんはどうですか?」

M「いや、マジで覚えてねえな こんな感じだっけ?」

A「こんな感じだったけなぁ?」


M「映像あるはず!」
 スタッフのタブレットを取りに行く松潤。

 タブレットの中の映像と、プリントアップしてくれていた写真をスタッフが広げる。

「…乗ってるね…」
 船の上で旗を振っている映像がある。


 ニノがデッキに上ってきた。


S「これなんだね」

M「言われてみれば、そうね」

A「これを見ても、思い出せないや」

S「違うんじゃない?」

M「見ても思い出せなかったら、全然感動ないね」

A「あははは」

S「”あー!これこれ!”ってなりたいんでしょ?」


N「四人とも…この上にいたんでしょ?何か思い出してよ!」


「そういう、ニノは?」
 プリントアウトされた写真を見ているニノに話しかける。


N「俺?俺はずっと下に居ましたから、ココの記憶はほぼないです」
 顔を上げずに返事をするニノ。

(機嫌悪くなってないか?)

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