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虹色の精霊に導かれて…

第5章 ハワイの懐かしさに乗って

相葉視点

 カメラのレンズが自分たちに戻った頃合いをみて、翔ちゃんが話し始める。


S「まぁ…一方でこんなもの建てちゃったって、ちょっとすごいな…」


M「船で!飛行機で!ってすごいよね…」


N「コンテナ…ねぇ…すごかった…」

O「そうなんだ…」

スタッフ「大野さんはまだ、見てないんですか?」

O「え!あ…うん…まだみてない…です」

M「今回!みんな別々の仕事も混ざってて、バラバラに行動しているんです。

  ほら、俺はコンサートでしょ…
  相葉くんは動物園…
  翔さんはZEROもあるし…

  リーダーは絵も…あ……」

”しまった”っと少し表情を曇らす松潤。


 まだ、一部の人にしか公表していない、リーダーの二回目の個展の事


(松潤がポロッと言うなんて珍しい…)


スタッフ「大丈夫です!
  ココに参加している者は、局を超えたチーム嵐です。
  決まっているスケジュールは把握済みです」


M「そ!じゃ、編集で何とかしてね」
 松潤がニコッとスタッフに笑って言った。


(松潤…無理してる…話し変えなきゃ!)

「ねーねー。密着のカメラは一人1台なの?」
 カメラに向かって指をさす俺。

スタッフ「一人1台って訳じゃないですが、ハンディの僕はフリーです」

「そうなの?」

(そうか…じゃ、僕の方に向けていたら、この空気撮られないかな…)


「じゃさ!リハ始まる前に、俺のプロデュース作品見に来てよ♪
 バッサリでもいいからさ♪」
 スタッフに向かって思いっきり笑顔で話しかける。



S「バッサリって…」
 翔ちゃんがびっくりした顔で、俺の方を向く。

M「そう言う事、言う?密着されたら、
 『自分の露出量増やして』が普通だよね?」
 松潤も驚いた顔で俺を見る。

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