
虹色の精霊に導かれて…
第6章 ♬リハーサル♬スタート!
カメラ⑤視点
スタッフ「ドキメントのカット撮りするから…
一度車に戻れますか?」
M「どんなのほしいの?」
スタッフ「そうですね…コンサート会場に入る所を撮りたいです」
M「ん…わかった」
車から一人で歩いてステージに向かって上がる映像を撮り始める。
スタッフ「コンサートの構成や設備について、話してほしいです」
カメラを回しているスタッフが、映像構成の方向性を話し始める。
M「ナレーターとか入れないの?」
スタッフ「入れますが、なるべく嵐の声で説明を入れたいんです」
M「”自分たちで作ってる”を前面に押し出す感じ?」
スタッフ「はい」
M「別に、いつも通りなんだけどね…」
スタッフ「その『いつも通り』をファンに伝えたいんです」
M「…伝えたいかぁ…わかった。
そうなら話すよ。語るよ!編集よろしく!!」
松本はメインステージから中央ステージに向かって歩き出す。
スタッフ「松本さん花道の感想を聞きたいのですが?」
M「感想?まだ、準備段階だからね。
それに、俺だけがするコンサートじゃないし!」
スタッフ「嵐のコンサートですものね」
M「そうだね。
五人でいろんな所回って、15年前と今を重ねてきたんだけど…
なんかすごいね…」
スタッフ「重ねてみてどんな気分ですか?」
M「どんなって『嵐』が大きくなったと思った」
スタッフ「大きくなった?」
M「15年前は自分たち以外の所で、ドンドン話が進んでいく感じだったのに、
今回は『使い慣れた物がいい』って、言ったらさ…
『運ぶ』って話になって、
いやさ、ホントに持っちきたってつうのが…
すごいよ…」
スタッフ「これ全部日本から持って来たんですか?」
M「全部じゃないけど、部材でも、けっこう持ってきてるのは多い
リフターとか照明とか半分はそうだし…
色々、規制があるから、ロスから運んでる物の方が多いかも」
スタッフ「あれが、特設ステージですか?」
M「うーん、まだハマってないんだよなぁ…」
松本はサングラスを外して太陽の位置と腕時計で時間を確認する。
スタッフ「ドキメントのカット撮りするから…
一度車に戻れますか?」
M「どんなのほしいの?」
スタッフ「そうですね…コンサート会場に入る所を撮りたいです」
M「ん…わかった」
車から一人で歩いてステージに向かって上がる映像を撮り始める。
スタッフ「コンサートの構成や設備について、話してほしいです」
カメラを回しているスタッフが、映像構成の方向性を話し始める。
M「ナレーターとか入れないの?」
スタッフ「入れますが、なるべく嵐の声で説明を入れたいんです」
M「”自分たちで作ってる”を前面に押し出す感じ?」
スタッフ「はい」
M「別に、いつも通りなんだけどね…」
スタッフ「その『いつも通り』をファンに伝えたいんです」
M「…伝えたいかぁ…わかった。
そうなら話すよ。語るよ!編集よろしく!!」
松本はメインステージから中央ステージに向かって歩き出す。
スタッフ「松本さん花道の感想を聞きたいのですが?」
M「感想?まだ、準備段階だからね。
それに、俺だけがするコンサートじゃないし!」
スタッフ「嵐のコンサートですものね」
M「そうだね。
五人でいろんな所回って、15年前と今を重ねてきたんだけど…
なんかすごいね…」
スタッフ「重ねてみてどんな気分ですか?」
M「どんなって『嵐』が大きくなったと思った」
スタッフ「大きくなった?」
M「15年前は自分たち以外の所で、ドンドン話が進んでいく感じだったのに、
今回は『使い慣れた物がいい』って、言ったらさ…
『運ぶ』って話になって、
いやさ、ホントに持っちきたってつうのが…
すごいよ…」
スタッフ「これ全部日本から持って来たんですか?」
M「全部じゃないけど、部材でも、けっこう持ってきてるのは多い
リフターとか照明とか半分はそうだし…
色々、規制があるから、ロスから運んでる物の方が多いかも」
スタッフ「あれが、特設ステージですか?」
M「うーん、まだハマってないんだよなぁ…」
松本はサングラスを外して太陽の位置と腕時計で時間を確認する。
