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虹色の精霊に導かれて…

第2章 ハワイの夜空の下で

松本視点

「自分で電話出来るだろ?カズもまーも海外組なんだから?」


N「私はずっと、マネに電話してました」

「マジか!」

N「食べる物決まってたし…面倒だし…」

「なんだー かっこよく頼んでいたんじゃ、ないんだぁ」
ベッドの上にあるメニューをのぞきこむ俺。

N「じゃ、潤くん電話してね~」
 クッションに顔を埋めるカズ。


(あー丸投げされた…)


「まーくんが電話したら、いいじゃん!」
 メニューを相葉くんに渡す。

A「え?いやっ、そのっ…相手がさ…ぇぃ…」
 最後の方言葉が聞き取れない。


「ん?相手が英語で話すと困るのぉ?」


A「こ!こまらぁないよ!」

(裏返ってるよぉ…面白い!)


「まーくん、ソウルで買い物できたよね?あれ、何?なんだったの?」

A「店は、言葉の壁ないから…」


「電話は壁があるのぉ?」


A「うーー」
 顔がだんだん赤くなる相葉くん。

(くーかわいい!!次は…)

 年上のくせに、かわいい反応の相葉くん。

 もうちょっと、からかいたいと思っていると、翔さんが近づいてきた。

S「潤…もう、そのくらいにしてあげて?」
 翔さんが優しく笑って相葉くんからメニューを取り上げる。

A「しょうぉちゃん……」
 涙目の相葉くん。

S「俺が電話すればいいでしょ?」
 相葉くんの頭をポンと触ると、備え付けの電話の方に行く翔さん。

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