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虹色の精霊に導かれて…

第8章 ハワイの夜 1泊目 ②

松本視点

A「…部屋いこう…」

N「うーん。行く…」

 ソファから立ち上がる二人。


S「一人で大丈夫?」
 翔さんが智さんを座らせてから二人の側に行く。


A「大丈夫!浜地マネにも頼まれてるから♪」
 にっこり笑う雅紀。


(お!マネ公認になったの?)

「送り狼になるなよ♪明日から、体ぁ使うんだから♪」


A「ならないよ!!!」
 真っ赤な顔でニノを支えながら部屋を出て行った。


S「潤。あんまり雅紀をイジルなよ…」
 翔さんがメッと言うような顔で額を叩いてきた。


「だって、面白いじゃん!!」
 額を摩りながら舌を出す俺。


S「たく…さぁ智くんも部屋に戻ろうか?」

O「えーもう少し飲みたいなぁ?」
 翔さんに甘えた声を上げる智さん。

S「俺も飲みたいけど、戻って…準備しないと、あっちでニノに怒られるよ?」

O「う~ん…それは困る…」
 しぶしぶグラスを置く智さん。


「もう十分飲みました。買ったボトル殆ど空じゃん…」

 空になった瓶をワゴンに乗せていく俺。

S「空瓶見てると結構飲んだね」

O「でも、気持ちいいよぉ」

「そのために、食事してもらったんだよ」


O「量とか いい感じで。美味しかったよ♪ありかとう♪潤くん♡」
 ふにゃふにゃな笑顔をくれる智さん。

「どういたしまして!」

S「俺からもありがとう♪」

「二人に誉められると嬉しいな♪」
 照れるるけど、素直に言葉にした。


O「じゃぁおいら。部屋に帰る!」
 スタスタ部屋から出ていこうとする智さん。


S「あ、待って!」
 慌てて智さんの方に行こうとする翔さん。


「うん。また後でね」
 手を振りながらキッチンに入る俺。


S「潤は部屋に帰らないの?」
 キッチンの前で足を止める翔さん。

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