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チーフ視点


「時間がない。さっさと降りて来い！」
　車が来て、少し待っていたが、一向に出てこないから、迎えに来た。


マネ「あ！チーフ！！」
　車から降りれない翔専属が手を振る。


「お前は降りなくていい！二宮！みんな連れて出て来い！」


Ｎ「はい！」
　車の中から返事が返ってくる。


松本・櫻井・相葉と出てきた。

黙ってみていると、二宮に手を引かれた大野が出てきた。


ホッとした。

ちゃんと飛行機に乗せたと、連絡してもらっていたが、顔を見るまで、不安だった。


大野と目が合う。

頭を小さく下げる。


マネ「やっぱり、私も同行します」
　マネが車から降りようとする。

男「Be silent.」
　男がマネを押し込むように車に乗り込んだ。

男「I'm hoping in order to meet a rainbow.」
　扉を閉める時、男性はアロハポーズをして叫んだ。


　車のドアが閉まると車はどこかへ走り去った


Ｍ「行っちゃった…」

　取り残された五人。

Ａ「最後に言った言葉…なんて言ったのかな？」


Ｍ「rainbow…I'm hoping in…」


Ｓ「虹に遭遇できますように、祈っています？」

Ｎ「すごい！さすがだね」


Ｏ「虹？そらぁ青空だよ…」
　空を見上げる大野。


とても優しい風が吹いていた。