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第4章 artist

「ん。」

軽く柔らかく微笑むと

手を握ったまま、歩き始める。

ん、?

これって桜のくせでうん、?

それとも流されたのか。

俺には告白以外の勇気がなかった。

そのままナオト家につくと

はて、ふたりがいない。

桜と俺は目を合わすとゆっくり、

静かに寝室を覗く。

......ここにもいない。

ベランダをみてみると、いたいた。

「あ、......」

恭子がナオトの頭をおさえつけて

キスをしてる。

「桜、帰ろっか。」

ふたりで溜息をつくと

買ってきたものをテーブルに置いて

ふたりでそそくさとナオト宅から出た。

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