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第2章 boss

「鈴木くん、」

手には一万円。

交通費なんだろうか。

あたしは微笑むと遠慮なく頂いた。

「部長、また今度......ゆっくり......」

また、が大事だ。

次の機会にゆっくりおあずけ。

そしたらしっぽを振って待ってる。

あたしから、ニャアと声がかかるまで。

「鈴木くん、気をつけて......」

タクシーに乗り込むとあたしは

帰路についた。

意外とたのしいな。

今までの愛人たちよりも

ゲーム中だからか、数倍たのしい。

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