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第4章 artist

「ねぇ、」

隣からそのふたりに声をかけた。

彼女は気怠そうに振り向く。

「お兄さん、俺も彼女口説いていい?」

彼が驚いた顔をするのに

彼女はケラケラ笑い始めた。

「あたし、会ったことあります?」

「テレビでは、あるとおもうよ。」

俺は帽子にグラサンを外す。

「どっかでみたことある......」

考える彼女。

「あ、美容室のお兄さんだっけ?」

......じぶん、

さっき朝倉悠斗が好みいってたけど。

おかしくて笑いそうになる。

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