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Blast of Brilliant STARS

第11章 ジャポニズム③

【翔たんさま・山】



一握の砂
たわむれに母を背負いてそのあまり
かろきに泣きて三歩歩まず

この短歌に想いが重なる


「今夜が山です」

「智…」

横たわるお前の手を握った


「翔くん…まだ海見える?」

「ん?まだ昼過ぎだ 見たいのか?」


見せてあげたい最後の海を…

「寒くないか 智…」


俺は智を背負い浜辺を歩く

「大丈夫だよ…」


こんなに軽くなっちまってよ

何にもできなくてごめんな…

唇を噛み締めても涙が頬をつたう


「翔くん…俺 幸せだったよ

翔くんの背中お母さんみたいだ
あったかいなあ

でも暗くて海見えない…」


智の手が肩から滑り落ちた

「智… このままずーっと一緒にいような」


キラキラと波が輝いていた

俺は 忘れることなんて
そんなこと できないよ



翔たんさん
2015-11-15 23:17:27


〉儚くも美しい やっぱり山が一番好き…
翔ちゃん泣かせたいという 私の自己満足だけなんだけどね わたしゃ ドSかい←その通りm(_ _)m


〉一握の砂、切ないですよ(;_;)

おんぶして浜辺を歩く描写、浮かんできました。
肩から滑り落ちた智の手…え〜ん(;_;)←

切ない山ごちそうさまでした♡

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