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Blast of Brilliant STARS

第11章 ジャポニズム③

【のさまじょさま・バンビズ】



船体が大きく軋んだ。

ギイイイイっと大きく悲鳴を上げた。


「沈むぞー!早く逃げろー!」

艦内を駈けずり回る声。


でも俺は動けなかった。

この艦と一緒に死ぬつもりだった。


どうせ日本に戻っても待っている者は居ない。

この艦が俺のふるさとであり、家だった。

その家が沈む。

もう、居場所がない。


「松本!何をしている!行くぞ!」

櫻井伍長が部屋に飛び込んできたが、一瞥してベッドに寝転んだ。


「松本!こいっ!」

「放っといてください」

言うと、伍長は目を大きく開いた。


「死にたいのか!馬鹿野郎!」

「ほっといてくれよ!」


櫻井伍長は俺の腕を掴むと、強引に立ち上がらせた。

「こいっ!生きるんだ!」

「大きなお世話なんだよ!」


伍長が全力で振りかぶって、俺の左頬をぶん殴った。

「俺のために生きろ!」

「は…?」

また腕を掴んで立ち上がらせると、強引に唇を奪われた。

「好きだ。生きろ」

そういうと、部屋の外に俺を突き飛ばした。


「櫻井さん…」

「行くぞ」

伍長は俺の手を掴んで走りだした。


生きてて…いいのかな…

好きだ…声が頭にこだました。



のさまじょさん
2015-11-22 14:01:51


〉きゃあああ伍長!
こんな時に愛の告白なんてぇっ!
吊り橋効果で、一発OKよっ!

って、アホw
松潤、拗すぎ。伍長、こんなときに愛の告白ズルい。
思わずマイ・ハート・ウィル・ゴー・オンだったわ…



〉櫻井伍長のはタイタニックっすね♡w

「好きだ。生きろ」ってあああーー!カッコいい翔さん!
どさくさチューとかしてますがw

松本さんはこんなのにすぐ堕ちそうw

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