秘密
第21章 発展
唇を押してみる
初めて触った場所
見た目では薄い感じがしてたけど
意外とプニプニしてる…
くすぐったそうに身をよじってうっすら目を開ける大ちゃん
「…//」
なんかすごく色っぽくて心臓の音が聞こえてきそう
[コンコン]
「ルナ様、大野様、朝食の準備ができました」
「…わ、わかった」
リビングに向かうため起き上がろうとすると
大ちゃんに手を引かれて気づけば胸の中にいた
早い鼓動
それを聞かせてくるように抱きしめてくる
心地よかった
「俺ルナ好き…」
消え入るような声で呟く
「大ちゃん…」
好きだよ
多分誰よりも
翔くんよりも
たくさん抱きしめてくれるあなたが
たくさん好きをくれるあなたが
たくさんそばにいてくれるあなたが
大好き…
「ご飯食べよっか、ちょっと待ってて」
大ちゃんに車椅子を押してもらって席に着く
久しぶりの2人でご飯
いつも1人だからすごく嬉しい
その相手が大ちゃんなことも