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秘密

第4章 出会い

長「おう」

スイッチをオンにして録音が始まると長瀬くんは👍って合図を送る

深く息を吸って歌い始める





今からお前に何話そうかな
どうやってこの感じ伝えようかな
少し長くかかるかもなでもね
頑張ってみるよ



私の命は2人の愛の証
そこには一つだって嘘はない
そうでしょ?
そうだと言ってよ
2人に愛はもうないというなら
私の命は全て嘘に変わり
時に嘘をつかせないで…

あの日2人交わした約束を今につなぎとめる
光がいまの君なの
父よ母よと震う声も2人を見て流るるその涙も
半分こずつもらったのに





届け届け…て思いながら目をつぶって歌っていた
歌詞なんて考えてない
そのとき出てきた言葉を言っているだけ

それだけなんだ
でも嵐は涙を浮かべていた

【私の命は全て嘘に変わり】

「さとしくん…ルナの命って本当なのかな?」

長「本当…なんだろ?そのあとに歌ってたじゃん。約束を今に繋ぎとめるのが君だって。」

「そうだよね…」

長「どうする?楽器つけるか?」

「ううん…浮かばないから今はいいや」

「もう一曲いい?」

長「珍しいじゃん2曲なんて」

「向こうで大ちゃんにぎゅってしてもらった時にね浮かんだの」


大「おれ?」

「そうだよ」

長「歌ってみてワンフレーズだけでもいいから」

「うん」

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