秘密
第28章 悩
※大野side
9月も終わりに近づいてきた頃
俺らはいつものように仕事をこなし
休憩中にはみんなと喋って
楽しく過ごしていた
翔ちゃんと相葉ちゃんと松潤が
ルナを誘ってカラオケに行ったのには
驚いた
俺も行きたかったのに、って言ったら
いつも一緒にいるじゃん!って
まぁそうだけどさぁ…
こういう休憩の時間でも俺らの
会話の内容のほとんどがルナだった
なんであの子はあんなにも
苦しまなければならないのか
マッチさんが亡くなってから
精神的にも不安定でお父さんという
存在の大きさを知った
後輩の俺らでさえ悲しみを隠しきれず
仕事を休み一晩中泣き続けた
お葬式の時もただただ涙だけが溢れてた
でもあの手紙から俺らは変わったんだ
マッチさんが俺らに娘さんを
託してくれたことが俺らの喜びであり
使命だった
『ルナは幸せにならなきゃいけない』
いつもこの言葉で会話が終わる
辛い思いをした分幸せになる権利がある
それを俺らが叶えてあげるんだ
松「じゃ、後半も頑張りますか」
ニ「はい」
俺らは楽屋を後にして
次の撮影へ向かった
9月も終わりに近づいてきた頃
俺らはいつものように仕事をこなし
休憩中にはみんなと喋って
楽しく過ごしていた
翔ちゃんと相葉ちゃんと松潤が
ルナを誘ってカラオケに行ったのには
驚いた
俺も行きたかったのに、って言ったら
いつも一緒にいるじゃん!って
まぁそうだけどさぁ…
こういう休憩の時間でも俺らの
会話の内容のほとんどがルナだった
なんであの子はあんなにも
苦しまなければならないのか
マッチさんが亡くなってから
精神的にも不安定でお父さんという
存在の大きさを知った
後輩の俺らでさえ悲しみを隠しきれず
仕事を休み一晩中泣き続けた
お葬式の時もただただ涙だけが溢れてた
でもあの手紙から俺らは変わったんだ
マッチさんが俺らに娘さんを
託してくれたことが俺らの喜びであり
使命だった
『ルナは幸せにならなきゃいけない』
いつもこの言葉で会話が終わる
辛い思いをした分幸せになる権利がある
それを俺らが叶えてあげるんだ
松「じゃ、後半も頑張りますか」
ニ「はい」
俺らは楽屋を後にして
次の撮影へ向かった